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飛鳥京跡最大級の建物跡発見、天皇の内裏か?(産経新聞)

 天武天皇(在位673〜686年)が造営した飛鳥浄御原(きよみはらの)宮跡(奈良県明日香村)の内郭の北西側から、7世紀後半の大型建物跡が見つかり、県立橿原考古学研究所が20日、発表した。建物跡の面積は飛鳥京跡で最大級で、研究所は「天皇の内裏に関連する建物の可能性が高い」としている。

 昭和30年代に整備された吉野川分水路の改修工事に伴う調査で、コンクリートをはがした水路の壁などから、直径、深さとも約1・7メートルの柱穴が12基確認された。

 建物規模について、研究所は柱穴の配置から、東西は29・4メートル(9間)か35・4メートル(11間)、南北15メートル(5間)と想定。“浄御原宮の大極殿”ともいわれるエビノコ大殿(東西29・7メートル、南北15・6メートル)に匹敵する面積と分かった。

 建物は東西両端の柱の間隔がほかより広いのが特徴。同様の建物跡は奈良時代の平城宮などで見つかっており、後の内裏の先駆けだった可能性もある。

 現場は、内裏などがあった「内郭」の北面より約40メートル北側の地点。約70メートル西側には、周囲に果樹園などがあったとされる「飛鳥京苑池遺構」がある。

 現場は埋め戻されており、22日〜6月4日に橿原考古学研究所付属博物館(奈良県橿原市)で写真パネルによる速報展がある。

 和田萃・京都教育大名誉教授(古代史)の話

「平城宮と平安宮の構造を参考にすると、建物は皇族の食事に関連する施設や倉庫とも考えられるが、苑池と一連の施設だった可能性もあり、宴を催した空間の正殿かもしれない」

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by ruwd45eoel | 2010-05-28 00:00